ハムスターが亡くなる前の5つの変化
ハムスターが高齢になると、様々な老化現象が起こり始め、寿命が近づくとさらに変化が見られるようになります、では老ハムスターが亡くなる前にどのような行動をとるのか?
ここではハムスターが亡くなる前の行動などを紹介していきます。
エサを食べなくなる
ハムスターの老化が始まると、エサの量が減ったり、歯が弱って硬いエサが食べられなくなるケースがあり不正咬合などが起こる可能性も高くなります。さらに寿命が近くなると、亡くなる前兆としてエサを食べなくなります、ですが亡くなる直前には、本能でエサを食べようとする時があります、しかし、エサを持っても上手く食べられなかったり、頬袋に入れることができなくなります。
ハムスターに老化現象が見られるようになったら、食事に対する配慮が必要です、歯が弱っているなら、茹でた野菜やペレットを水に浸して与えるなど、工夫をしましょう
体重が減少していく
老ハムスターが亡くなる前兆として、体重減少が見られることがあります。ハムスターの寿命が近くなると、急激に体重が落ちたり、徐々に落ちたりしながら亡くなるケースもあり、見た目もかなり痩せ細ったようになります。普段からハムスターの体重測定をして、元気な時から一週間に一度くらいは記録をしておくことで健康管理に役立ちます。
個体差はありますが病気でなくても高齢になるにつれ、体重減少が顕著になっていくので、飼い主は温かく見守るような姿勢で、世話をしてあげるようにしましょう
回し車やおもちゃで遊ばなくなる
ハムスターの老化が始まると、おもちゃをいじる機会も少なくなっていき、遊ぶ時間が減っていきます、ハムスターは夜行性なので、回し車は夜に回すことが多いですが、元気に乗って走っていた回し車も徐々に回さなくなっていき、巣箱で過ごす時間が多くなり、睡眠時間も長くなっていきます。ハムスターの老化現象が見られるようになったら、できるだけストレスのない環境で過ごしてもらえるような世話を心掛けましょう。また体温調節もしにくくなるので、室温管理もしっかりと行ってあげましょう。飼い主様の飼育環境への配慮が大切です。
足腰が弱る
高齢のハムスターになると、足腰がかなり弱っていき、手乗りにしても足腰が弱っているのが分かるくらいになります、前かがみになったり、上手に歩けないこともあり巣箱から出て走り回ることも少なくなります。金網型のケージを使っている場合、ハムスターがよじ登って遊ぶことがありますが高齢になると、上手く登れず転倒するケースも増え、転倒してしまうと自力で巣箱に戻れなくなります。足腰が弱ると低い場所でも転倒しやすくなるので箱やトイレなどは、滑りにくい物に変えると良いでしょう、環境整備をしっかりとして、転倒による事故防止に努めましょう。
目や耳に異常や衰えが顕著になる
ハムスターが高齢になると、目が白く濁ったようになり目や耳の老化が顕著になっていきます。さらに寿命が近くなってくると、片目だけ開かなくなったり、両目とも開かなくなることがあり、一旦軽減してもまた酷くなることもあります、それと共に目やにが見られます、ハムスターが高齢になると抵抗力もなくなってくるので、病原菌に感染することも多くなります、この場合は何かに感染している可能性も。
また耳も遠くなり、ハムスターはもともと視力が弱い方で、聴力に頼っている面があります、その耳が遠くなるとケガをするリスクが高まるので、老化現象が見られるようになったら、段差を少なくするなどできるだけ落ち着いた環境で過ごせるような配慮も大切です。
ハムスターは種類によって違いますが、寿命は2年から3年くらいと短いです、老ハムスターが亡くなる前兆としてエサを食べなくなったり、体重が減少することがあります、ハムスターの寿命が近くなったら優しく見守りながら、静かに余生を過ごしてもらえるような配慮をしましょう。