お骨壺内でのカビや安置方法
ペット火葬の後、そのお骨をご自宅に置かれて供養されている方も多いことでしょう。そんな方達にとって心配なのがお骨のカビですよね、お客様の声やネットで調べるとそのような記事がたくさん出てくることからも、心配されている方々も多いのではないでしょうか。
お骨のカビは本当にカビ?
お骨は火葬時に800度~1200度ほどの高温で焼かれています、たとえるなら炭と一緒です。
カビの発生原因となる水分や有機物の心配がないからです。
ほとんどの方はお骨は白いもの、と思い込んでいると思いますが、実際の所は火葬時に臓器やお供え物で青くなったり赤くなったりします、それをカビと勘違いしてしまうことが多いようです。
ではカビは発生しないの?
となると自然から生まれたものである以上、ご遺骨も発生する可能性はあります。保管の状態によっては、ご遺骨にもカビが生える事は十分あると言っていいでしょう
保管方法
風通しのよい場所に保管する
骨壺は風通しがよく湿気の少ない場所で保管しましょう。時折ご遺骨を大切に思うあまり、クローゼットの奥深くなどにしまい込む方もいらっしゃいますが、空気の流れのない場所は、ご遺骨の保管場所としてはあまり適していません。
むしろ、日常的にご家族の出入りがあり、常に空気が入れ換わる、リビングのような場所がおすすめです。
気温差や温度変化に注意する
ご遺骨の容れ物が直射日光にさらされるような場所に保管されていると、容れ物の内と外で気温差が生じ、結露が起きることがあります。この結露によって容れ物の内部についた水滴が、カビを発生させることも。
同様に、ご遺骨の容れ物を暑い屋外から涼しい室内へ持ち込んだ場合なども、急激な温度変化によって結露が起きる可能性がありますので、十分にご注意ください。
密閉できる容れ物を選ぶ
より安全に保管するためには、しっかりと密閉できる容れ物を選ぶのも重要です。容れ物内部への空気の出入りを遮断することで、直接の原因になるカビの胞子の進入を防ぎ、さらに間接原因となる湿気を防いで、結露も起こりにくくなります。